国力(読み)コクリョク

精選版 日本国語大辞典 「国力」の意味・読み・例文・類語

こく‐りょく【国力】

  1. 〘 名詞 〙 国家の勢力。
  2. (イ) 令制下の行政単位であるところの国の力。
    1. [初出の実例]「而注進色目勘文之日、国力不及之由言上先畢」(出典宮寺縁事抄‐筥崎・文治二年(1186)八月一五日・中原師尚勘文案)
  3. (ロ) ある国がもっている、経済力、軍事力など総合した力。
    1. [初出の実例]「国力を養ひ、取易き朝鮮・満州・支那を切り随へ」(出典:杉梅太郎宛吉田松陰書簡‐安政二年(1855)四月二四日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐李徳裕伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国力」の意味・わかりやすい解説

国力
こくりょく

経済,軍事,文化資源人口などを総合した国の力。どのような基準によって国力を測定するかは問題であるが,国家単位の各種統計が整備されつつあるので,それらを使って国力の総合指標をつくることは可能である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「国力」の読み・字形・画数・意味

【国力】こくりよく

国勢。

字通「国」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android