アリスタイオス(その他表記)Aristaios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリスタイオス」の意味・わかりやすい解説

アリスタイオス
Aristaios

ギリシア神話の英雄。アポロンニンフキュレネの息子で,ケンタウロスケイロンとニンフたちに教育され,養蜂技術の創始者となった。カドモスの娘アウトノエと結婚し,息子アクタイオンをもうけたが,あるときオルフェウスの妻エウリュディケ凌辱を加えようとして,彼女が逃げる途中毒ヘビにかまれて死ぬ原因をつくった。この罪のためにアリスタイオスのミツバチは全部死んでしまったが,母に教えられて,海の老人プロテウスを捕え,その口から聞き出した方法に従って捧げたウシ死骸を腐らせ,それからまた無数のハチを生じさせることができたという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む