日本大百科全書(ニッポニカ) 「アリュート語」の意味・わかりやすい解説 アリュート語ありゅーとごAleut アメリカのアラスカ半島西部、プリビロフ諸島、アリューシャン列島とロシア領のコマンドルスキー諸島で使われている言語。アレウト語ともいい、ウナガンと自称する話し手は、アメリカで約700人、ロシア連邦で約40人である。ウムナク島以東の東部方言、アトカ方言、アッツ方言がある。単語がときには十数個の要素からなる集合語型の単語で、主語――目的語――動詞の語順が基本である。借用語にはロシア語からのものが多い。同系の言語としてエスキモー語がある。[大島 稔] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例