翻訳|Aleut
エスキモー・アレウト語族に属し,アラスカ半島西半分とアレウト列島の600人,カムチャツカ半島東方海上のコマンドル諸島の20人に話されている(1982推定)。アラスカ半島東半分,コディアク島,プリンス・ウィリアム湾の住民も自らをアレウトと称し,他からもそう呼ばれてきたが,その言語はアレウト語ではなくエスキモー語である。エスキモー語同様,数多くの接尾辞を重ねることで語がきわめて長くなりうる複統合的言語。ロシア語からの借用語が多い。アラスカでは最近とみに英語による侵食がすすみ,コマンドル諸島のメドヌイ島ではロシア語とのあいだに混合言語を生みだしていると伝えられる。日本では服部健,大島稔らによる調査・研究がある。
→アレウト族
執筆者:宮岡 伯人
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…アメリカ合衆国,アレウト列島の先住民で,人口約5000(1970)。自称はウナンガンUnangan。ロシア領のコマンドル諸島にも500人(1979)がいる。人類学上はエスキモーとともにモンゴロイド人種の極北タイプに分類され,言語の面でも両者はきわめて近い親縁関係にある。そして,アレウト族の起源の問題は〈ベーリング陸橋〉を通じての新大陸への移住の問題,エスキモーの起源の問題と密接にかかわっている。列島海域が冬にも結氷しないという好条件に恵まれ,アレウト族の祖先は衣食住を海獣や海鳥の狩猟,魚介類の採取に依存する優れた海洋文化を生み出した。…
※「アレウト語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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