アリル転位(読み)アリルテンイ

化学辞典 第2版 「アリル転位」の解説

アリル転位
アリルテンイ
allylic rearrangement, allylic transformation

アリル誘導体の置換反応で,二重結合置換基が次のように移動する転位をいう.

この転位は可逆反応で,ハロゲン化アリルの加水分解などで平衡混合物を与える.X = Yのときは異性化で,ハロゲン化物アルコールなどは加熱により異性化平衡に達する.アルコールよりもハロゲン化物のほうが異性化しやすい.アルコールの異性化は酸触媒によって進行する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む