ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルタバヌス3世」の意味・わかりやすい解説 アルタバヌス3世アルタバヌスさんせいArtabanus III 古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位 12~38頃) 。ミトラダテス1世系とは別の家系に属し,東部イランのヒルカニア勢力と密接な関係を有した。親ローマ派のボノネス1世 (在位7/8~12) に代って即位し,アルメニア王位をめぐってローマと対立。これをもってミトラダテス系のヘレニズム的統治が終り,以後政治,文化,宗教の各面においてイラン的,土着的要素が強化された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by