アルタバヌス3世(読み)アルタバヌスさんせい(その他表記)Artabanus III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルタバヌス3世」の意味・わかりやすい解説

アルタバヌス3世
アルタバヌスさんせい
Artabanus III

古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位 12~38頃) 。ミトラダテス1世系とは別の家系に属し,東部イランのヒルカニア勢力と密接な関係を有した。親ローマ派のボノネス1世 (在位7/8~12) に代って即位し,アルメニア王位をめぐってローマと対立。これをもってミトラダテス系のヘレニズム的統治が終り,以後政治,文化,宗教の各面においてイラン的,土着的要素が強化された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む