ボノネス1世(読み)ボノネスいっせい(その他表記)Vonones I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボノネス1世」の意味・わかりやすい解説

ボノネス1世
ボノネスいっせい
Vonones I

[生]?
[没]19
古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位7/8~12) 。フラーテス4世の長子で,ローマ人質になっていたが,オロデス3世の死に際してチベリウスから帰国を許されて即位。しかし,その親ローマ的立場貴族反発を買い,12年,傍系のアルタバヌス3世反乱を起してクテシフォンに侵入するに及んで王位を追われ,アルメニアに逃れて 15年までそこの王位にあった。のちシリアのアンチオキアに移り住んだが,19年に暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む