アルバノ丘陵(読み)アルバノきゅうりょう(その他表記)Colli Albani

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルバノ丘陵」の意味・わかりやすい解説

アルバノ丘陵
アルバノきゅうりょう
Colli Albani

イタリア中西部,ローマのすぐ南東の火山地帯。外輪山は径約 10kmで火口は 2.5km。外輪山の最高点はベスキオ山 (940m) ,内輪山の最高点はフェテ山 (956m) 。アルバノ湖ネミ湖が古い火口を占めている。この丘陵はラチウム王国の地で,当時の街道,神殿,劇場などが一部残っている。夏は涼しく,古代ローマ人の保養地となり,ビラ・ファルコニエリのような別荘が建てられた。カステルガンドルフォには現在でもローマ教皇の夏の住居がある。ここのブドウ園ではカステリロマニとして知られるワインがつくられる。郊外電車がローマとフラスカティ,グロッタフェラータ,アルバノを結んでいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む