日本大百科全書(ニッポニカ) 「カステル・ガンドルフォ」の意味・わかりやすい解説 カステル・ガンドルフォかすてるがんどるふぉCastel Gandolfo イタリア中部、ラツィオ州ローマ県の町。アルバーノ湖岸にある。人口6927(2001国勢調査速報値)。ローマの伝説上の英雄アイネイアスの息子、アスカニウスAscaniusによって建設されたといわれる古代都市アルバ・ロンガAlba Longaの所在地。紀元前7世紀、トゥルス・ホスティリウスに滅ぼされ、住民はローマに移されたといわれる。ローマ帝政期には貴族の別荘地であった。現在の町の名は、12世紀にここに城を築いたガンドルフィ家に由来する。17世紀以来、ローマ教皇の別荘がある。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カステル・ガンドルフォ」の意味・わかりやすい解説 カステルガンドルフォCastel Gandolfo イタリア中西部,ラツィオ州ローマ県,ローマの南東約 22km,アルバノ丘陵にある村。古代ラチウムの都市アルバ・ロンガの地。アルバノ湖を見おろす位置にある。ローマ教皇の避暑地で,教皇の宮殿 (17世紀) ,美しい庭園とバルベリーニ邸がある。バチカンにより 1936年ここに天文台が造られた。人口 6784 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報