ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルバレス・ブラボ」の意味・わかりやすい解説
アルバレス・ブラボ
Álvarez Bravo,Manuel
[没]2002.10.19. メキシコシティー
メキシコの写真家。生涯,メキシコの都会と地方の姿を撮り続けた。公務員時代に独学で写真の技術を習得,21歳のときドイツの写真家フーゴ・ブレムに出会い,撮影技術を学ぶ。その後イタリアの写真家ティナ・モドッティに認められ,アメリカ合衆国の写真家エドワード・ウェストン,シュルレアリストのアンドレ・ブルトンらに高く評価された。1932年に初の個展,1935年にアンリ・カルティエ=ブレッソン,ウォーカー・エバンズとともにニューヨークでグループ展を開いた。1940年ニューヨーク近代美術館の『メキシコの20世紀芸術』展,1955年エドワード・スタイケン企画の『ファミリー・オブ・マン』展に出品。1997年ニューヨーク近代美術館で本格的な回顧展を開いた。作品に "Striking Worker Assassinated"(1934),"The Good Reputation Sleeping"(1939)など。
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