…〈シネマテーク・フランセーズ〉のアンリ・ラングロアや映画史家のルイジ・キアリーニによって〈ゴダール以前〉の映画と〈ゴダール以後〉の映画という映画史の区分さえ生み出される。 コンピューターによって管理された未来社会を描いた《アルファヴィル》(1965)はマルセル・デュシャンによって〈サイバネティックス映画の傑作〉と評され,《気狂いピエロ》(1965)はアラゴンによって〈コラージュの傑作〉と絶賛された。映画が他の分野の芸術家をこれほど熱狂させたのはおそらくチャップリン以来のことといえよう。…
※「アルファヴィル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」