岩石学辞典 「アルプス型脈」の解説 アルプス型脈 ヨーロッパのスイス・チロル地方の変成岩中の割れ目に見られる種々の鉱物を含む石英脈で,石英,アズラリア長石,曹長石,緑簾石,ゼオライトなどの鉱物から構成された脈である.普通は金属鉱石は欠如しており稼行の対象にはならないが,結晶は一般に綺麗に発達し,脈は鉱物標本を供給する産地として稼行されているものもある[Königsberger : 1901, Lindgren : 1928]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報