アルベルト版画美術館(読み)アルベルトはんがびじゅつかん(その他表記)Graphische Sammlung Albertina, Wien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルベルト版画美術館」の意味・わかりやすい解説

アルベルト版画美術館
アルベルトはんがびじゅつかん
Graphische Sammlung Albertina, Wien

オーストリアウィーンのアルベルト宮内にある,世界最大のヨーロッパの素描版画コレクションを所蔵する美術館。女帝マリア・テレジアの娘婿ザクセン・テッシェン公アルベルトの収集 (版画 15万 7000点,素描1万 4000点) を根幹とする。 1918年に国家に移管され,20年,サボイア公オイゲンの収集に端をなす国立図書館版画素描部門を併合。現在,15世紀から 20世紀までのヨーロッパの版画 100万点余,素描および水彩画約5万点を所蔵する。ヨーロッパ全域を網羅するが,特にデューラーの素描,水彩,版画や,レンブラントの版画のコレクションなどが名高い。

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