根幹(読み)コンカン

デジタル大辞泉 「根幹」の意味・読み・例文・類語

こん‐かん【根幹】

根と幹。
物事の大もと。ねもと。中心となるもの。「民主主義が近代社会の根幹をなしている」
[類語]基本根本中心大本おおもと基礎基軸基調基底根底もとい土台下地初歩いろはABC基盤基幹基部大根重要重点かなめ中軸枢軸主軸主体中枢中核要石かなめいしキーストーン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「根幹」の意味・読み・例文・類語

こん‐かん【根幹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 根と幹。
    1. [初出の実例]「根幹(コンカン)共に朽ちたりと云はうか、病膏肓に入ると云はうか」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵代議士)
  3. 物事の大もと。根本(こんぽん)
    1. [初出の実例]「文芸上の主張たる写実主義根柢の思想が、直ちに人生観照の態度となり、根幹相貫くといふほどの関係には到らなかったらしい」(出典:人生観上の自然主義(1907)〈片上天弦〉)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐揚権〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「根幹」の読み・字形・画数・意味

【根幹】こんかん

根本。基本。〔韓非子、揚権〕靜無爲はなり。參伍比物は事の形なり。之れを參するに比物を以てし、之れを伍するに合を以てす。根幹革(あらた)まらずんば、則ち動泄(どうえい)失はず。

字通「根」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む