山川 世界史小辞典 改訂新版 「アワド」の解説
アワド
Awadh/Oudh
インド北部,現ウッタル・プラデーシュ州東部の地方。アワドの名はラーマの生誕地とされるアヨーディヤーに由来する。16世紀以降はムガル帝国の一部となったが,18世紀前半には地方長官であるナワーブ(太守)が独立政権を築き,独自のイスラーム文化が栄えた。その後,イギリス東インド会社の圧力を受けるようになり,1856年に併合された。シパーヒーの反乱の際には激しい反英抗争が繰り広げられた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報