あわに

精選版 日本国語大辞典 「あわに」の意味・読み・例文・類語

あわ‐に あは‥

〘副〙 (「さわに」と同源か) 多く。たくさんに。一説に、深く。
万葉(8C後)二・二〇三「降る雪は安幡爾(アハニ)な降りそ吉隠(よなばり)の猪養(ゐかひ)の岡の寒からまくに」

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デジタル大辞泉 「あわに」の意味・読み・例文・類語

あわ‐に〔あは‐〕

[副]多く。たくさん。一説に、深く、の意とも。
「降る雪は―な降りそ吉隠よなばり猪養ゐかひの岡の寒からまくに」〈・二〇三〉

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