アワル鉱(読み)アワルこう(その他表記)awaruite

改訂新版 世界大百科事典 「アワル鉱」の意味・わかりやすい解説

アワル鉱 (アワルこう)
awaruite

化学組成がほぼNi3Feである鉱物。蛇紋岩中にまれに見いだされる(高知県南国市岡豊(おこう),千葉県南房総市の旧丸山町嶺岡)。多くは顕微鏡的に見いだされ,等軸晶系,モース硬度5,比重8である。カンラン石の蛇紋石化の際,2価の鉄が磁鉄鉱Fe3O4となるのに伴って,水が分解されて生じた水素によって,カンラン石とペントランド鉱のいずれか,または両者に含まれていたNiとFeが遊離して合金を作ったものと考えられる。還元状態の指示者として,蛇紋石化に関与した水の量・性格を考える際,とくに重要な鉱物である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む