アンジュ(読み)アンジュ(その他表記)Anju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンジュ」の意味・わかりやすい解説

アンジュ(安州)
アンジュ
Anju

北朝鮮,ピョンアンナム (平安南) 道の北西部,チョンチョン (清川) 江の南岸にある町。アンジュ郡の郡庁所在地。アンジュ平野の中心地で,水運と南北交通路との交点に発達。高句麗時代には息城と呼ばれたが,高麗時代には安北府となり,その末期から安州となった。 1906年西方のシナンジュ (新安州) にキョンウイ (京義) 鉄道が開通して衰退した。 56年水路延長 1200kmに及ぶピョンナム (平南) 灌漑事業が完成して,アンジュ平野が稲作を中心とする農業地域に変貌するとともに活気を取戻した。 78年からの第2次7ヵ年計画によって工業都市としての建設が進められた。東郊のアンジュ炭田は褐炭を産し,近代的な選炭場が建設されている。ケチョン (价川) 鉄道によってピョンウイ (平義) 鉄道,マンポ (満浦) 鉄道に連絡する。安州城址がある。人口 18万 6000 (1987推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のアンジュの言及

【ノボシビルスク[諸島]】より

…総面積3万8000km2。南からリャホフ群島,アンジュ群島,デ・ロング群島とよび,四つの大きな島と数個の小島からなる。最も大きな島はアンジュ群島(狭義にはこれをノボシビルスク諸島という)のコテーリヌイKotel’nyi島(面積1万1700km2,最高点は全諸島の最高点で374m)。…

※「アンジュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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