現代外国人名録2016 の解説
アントワーヌ ヴォロディーヌ
Antoine Volodine
- 職業・肩書
- 作家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1950年
- 出生地
- ブルゴーニュ地方シャロン・シュール・ソーヌ
- 受賞
- フランスSF大賞(1987年度)「軽蔑のしきたり」
- 経歴
- 大学でフランス文学とロシア語を学んだ後、1973年から14年間オルレアンでロシア語教師を務める。この間、’85年「ジョリアン・ミュルグラーヴ比較伝」でSF叢書として知られるドゥノエル社の〈プレザンス・ドゥ・フュチュール〉シリーズからデビュー。その後、同シリーズは「Un navire de nulle part(どこのものでもない船)」(’86年)、「軽蔑のしきたり」(’86年)、「奇想天外な地獄」(’88年)の3作品が発表され、そのなかで「軽蔑のしきたり」がフランスSF大賞を受賞。初期はSF的作風だったが、’90年代以降は自らの文学実践を“ポスト・エグゾティシズム”と命名し、この架空の文学カテゴリーに属する作品を複数のペンネームを使い分けながら発表。作品は他に「リスボン、最後の余白」「アルト・ソロ」「無力な天使たち」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報