アントーニオヤニグロ(英語表記)Antonio Janigro

20世紀西洋人名事典 「アントーニオヤニグロ」の解説

アントーニオ ヤニグロ
Antonio Janigro


1918.1.21 - 1989.5.1
イタリアのチェロ奏者,指揮者。
ザグレブ音楽院教授,ザールラント放送室内管弦楽団指揮者。
ミラノ生まれ。
ミラノ音楽院でジルベルト・クレパスに師事し、その後パリのエコール・ノルマルでアレクサニアンに師事。1934年独奏者としてデビュー。’39年ザグレブ音楽院教授就任し、’54年同地にザグレブ室内合奏団を結成し、自らその指揮者として国外へも積極的な演奏活動を行い、日本へも’63年に来日。’66年には単身来日。’68年ドイツのザールラント放送室内管弦楽団指揮者就任。又’74年までデュッセルドルフ音楽院のマイスター・クラス主任を務めた。ピアノバドゥラ・スコダヴァイオリンのJ.フルニエとのトリオも高名。演奏家としは、イタリア人らしく流麗によく歌い、そこに豊かな抒情性が融合した品のよい演奏を身上とした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android