アンハルト家(読み)アンハルトけ(その他表記)Anhalter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンハルト家」の意味・わかりやすい解説

アンハルト家
アンハルトけ
Anhalter

中世初期,中部ドイツのザクセン部族のなかから興った貴族の家門。アスカニエル家の分枝。エルベ川中流左岸に侯国を形成。 16世紀にはいちはやくルター主義の宗教改革を行なったが,その後ケーテン,ツェルプスト,デッサウなどの小侯国に分裂。 17~18世紀にアンハルト=ケーテンは文芸の保護で,アンハルト=デッサウプロシアの軍制改革への協力で知られる。ドイツ連邦のもとでは,ケーテン,デッサウ,ベルンブルクの3家がそれぞれ公国を形成したが,1863年以後はデッサウ系のみがアンハルト公として存続し,その領土はドイツ統一以後は「邦」の一つとして維持され,第2次世界大戦後は東ドイツに属し,1952年の州制度廃止までと,90年ドイツ統一以降ザクセンアンハルト州の一部を構成。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む