アンフォーラ(読み)あんふぉーら(その他表記)amphora

翻訳|amphora

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンフォーラ」の意味・わかりやすい解説

アンフォーラ
あんふぉーら
amphora

ギリシア陶器の一種。「双把手(そうとって)」の意。円筒形の頸部(けいぶ)と大きく膨らんだ胴部、安定した水平の台部、それに頸部から胴部にかけて垂直の二つの把手のある器である。多くはつまみのついた蓋(ふた)があった。ギリシア陶器のなかではもっとも用途の広い器で、水、ぶどう酒、油などの貯蔵用に用いられたほか、上製のものは食卓にも供された。特殊なものに、パンアテナイアの祭典に用いられた底部の細くなった黒絵式のアンフォーラがある。大きく広い胴部は陶画にかっこうの場を提供した。

[前田正明]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む