日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーディゾーニ」の意味・わかりやすい解説 アーディゾーニあーでぃぞーにEdward Ardiznone(1900―1980) 20世紀イギリスの代表的絵本作家。20代のなかばから画家の道に進み、ペンと水彩の画法を主とし、大人と子供の両者に向けて100冊以上の本に挿絵を描いた。代表作は、自分の2人の子供のために創作を始めた「チム少年」を主人公とする絵本である。その第一作『チムとゆうかんなせんちょうさん』(1936)は絵本界の古典となった名作であり、『チムひとりぼっち』では1956年第1回ケイト・グリナウェイ賞を受けた。[渡辺茂男]『瀬田貞二訳『チムとゆうかんなせんちょうさん』(1963・福音館書店)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例