アーミル家(読み)アーミルけ(その他表記)`Āmir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーミル家」の意味・わかりやすい解説

アーミル家
アーミルけ
`Āmir

スペインの後ウマイヤ朝の武人宰相マンスール al-Manṣūr (スペイン語でアルマンソル ) の子孫の総称。マンスールはカリフをしのぐ権力を独占し,スペイン北部のキリスト教諸侯国の攻撃から後ウマイヤ朝を防衛した。2人の息子が相次いで跡を継いだのち,スペインのムスリム諸侯濫立のムルーク・アッタワーイフ時代になると,次の世代のマンスールが 1021年バレンシアで独立王朝を開いた。このアーミル朝は,65年から 10年間,85年から5年間と2度にわたってトレドのズーン・ヌーン家の支配を受け,96年にエル・シッドにより滅ぼされた。

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