イエンタンシャン山脈(読み)イエンタンシャンさんみゃく(その他表記)Yandang shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イエンタンシャン山脈」の意味・わかりやすい解説

イエンタンシャン(雁蕩山)山脈
イエンタンシャンさんみゃく
Yandang shan

中国東部,チョーチヤン (浙江) 省南部の海岸沿いに延びる山地最高峰は南部のナンイエンタン (南雁蕩) 山で標高 1237m。北部にあるペイイエンタン (北雁蕩) 山 (1057m) は古くから知られる名山で,ウェンチョウ (温州) 特別市の北東 60kmにある。百二峰,六十一岩,十三瀑などと称される多数の景勝の地があり,古くから詩にも歌われた。頂上にガンの渡来する湖のあることが名称の由来。木材,竹材,漢方薬材,茶などを産するが,特に茶は雲霧におおわれる高山の産であるため品質にすぐれ,イエンミン (雁茗) 茶と呼ばれる。晋代に開かれたという霊岩寺,宋代建立の霊峰寺など古刹も多い。

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