イェーブレ(読み)いぇーぶれ(その他表記)Gävle

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イェーブレ」の意味・わかりやすい解説

イェーブレ
いぇーぶれ
Gävle

スウェーデン中部、ノールランド地方南端の港湾工業都市。人口9万1233(2001)。ボスニア湾に面してイェーブレ川河口に位置し、交通の岐点をなす。造船製紙食品などの工業が発達している。1400年代より商港として知られたが、ノールランド最大の都市としての発展は1800年代の鉄道開通以後である。近年に至り、建築研究所、測量局など政府機関が移転し、文化的色彩を深めた。1600年代建築のイェーブレボリ城、大教会が美しい。

[中島香子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android