最新 地学事典 「イキシオライト」の解説
イキシオライト
ixiolite
化学組成(Ta, Nb, Sn, Mn, Fe)O2の鉱物。常にTa>Nb。直方晶系,空間群Pnab。格子定数の一例は,a0.516nm, b0.574, c0.475。bを3倍した格子はタンタル石のそれに近似する。単位格子中4分子含む。黒灰色,亜金属光沢,条痕黒,硬度6。比重は組成によって変化が大きく6.8~7.2。劈開なし。花崗岩ペグマタイト中に産する。日本では確実な産出はまだ知られていない。命名はギリシア神話の神Ixionにちなむ。この神はTantalusの親戚に当たり,タンタル石に化学組成が似ていることから選ばれた。
執筆者:加藤 昭・嶋崎 吉彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

