いきょう節(読み)いきょうぶし

精選版 日本国語大辞典 「いきょう節」の意味・読み・例文・類語

いきょう‐ぶしゐけう‥【いきょう節】

  1. 〘 名詞 〙 江戸節の開祖初代半太夫の弟子、いきょうの語り出した浄瑠璃節半太夫節よりは節が細やかで濃密であるが、華やかではない。
    1. [初出の実例]「増上寺所化にゐけうといふ僧ありて、〈略〉還俗して浄るり語りとなり、一流を語りいだし、ゐけうぶしといふ」(出典:随筆・譚海(1795)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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