いささ(読み)イササ

精選版 日本国語大辞典 「いささ」の意味・読み・例文・類語

いささ

  1. [ 1 ] 〘 接頭語 〙 体言の上に付いて、いささかの、すこしばかりの、の意を表わす。「いささおがわ」「いささおざさ」「いささがわ」「いささみず」など。
    1. [初出の実例]「手にむすぶいささせがはのまし水に袂涼しく夕風ぞ吹く」(出典:古今著聞集(1254)五)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 いささかのこと。わずかなこと。
    1. [初出の実例]「ここにいささの疑ひ候ことは、五逆罪をおかしたらむだに、さばかりの十念に罪のほろぶべきことかは」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)閏七月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む