いざいざ(読み)イザイザ

デジタル大辞泉 「いざいざ」の意味・読み・例文・類語

いざ‐いざ

[感]《「いざ」を重ねて、いっそう強めて言う語》さあさあ。「いざいざ近くへ参れ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いざいざ」の意味・読み・例文・類語

いざ‐いざ

  1. 〘 感動詞 〙 ( 「いざ」を重ねて用いたもの )
  2. 人を誘う時にいう語。さあさあ。
    1. [初出の実例]「いざいざ、これまづ殿上に行きて語らむ」(出典:枕草子(10C終)一三七)
    2. 「内匠(たくみ)の君いざいざと先に押し立てて」(出典紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一二月三〇日)
  3. ある行動を思い立って実行に移そうという時に発する声。さあ。どれ。いざ。
    1. [初出の実例]「いさいさ御迎にまいらん」(出典:幸若・大織冠(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android