改訂新版 世界大百科事典 「イターキ島」の意味・わかりやすい解説 イターキ[島]Itháki ギリシア西部イオニア諸島に属し,コリントス湾の出口に位置する島。古典ギリシア語ではイタケーIthakēと呼ばれ,英語ではイサカIthacaという。面積84km2,人口約5000(1971)。狭い地峡によって南北に分かれた山の多い地形で,オリーブ油,ブドウ酒,干しブドウを産する。ホメロスの叙事詩《オデュッセイア》の主人公オデュッセウスの故郷として古代から知られている。執筆者:池澤 夏樹 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報