イバシュキエビチ(その他表記)Jarosław Iwaszkiewicz

改訂新版 世界大百科事典 「イバシュキエビチ」の意味・わかりやすい解説

イバシュキエビチ
Jarosław Iwaszkiewicz
生没年:1894-1980

ポーランド詩人,小説家。ウクライナに生まれ,第1次世界大戦後ワルシャワで若手の詩人グループ〈スカマンデル〉を結成。東方的な香りに富んだ美的色彩の強い詩を書く。散文では《白樺林》(1933),《ビルコの娘たち》(1934)などの短編佳作が多く,生と死,愛と狂気のテーマにとりくんだ名作に《尼僧ヨアンナ》(1943)がある。第2次大戦後は文壇の長として作家組合や雑誌編集等で活躍。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android