改訂新版 世界大百科事典 「イマームレザー廟」の意味・わかりやすい解説 イマーム・レザー廟 (イマームレザーびょう) イスラムの十二イマーム派第8代イマーム,イマーム・レザーを祀った廟で,イランのマシュハドにある。818年アッバース朝カリフ,マームーンに毒殺されたといわれるイマーム・レザーは,マシュハド(殉教地の意)に葬られ,聖廟を中心に宗教都市マシュハドが発展した。イラン国内における最大の聖地で,聖廟への巡礼は重視されている。現在の壮大な聖廟の基礎は,シーア派を国教に定めたサファビー朝時代に築かれた。執筆者:黒柳 恒男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by