イマームレザー廟(読み)イマームレザーびょう

改訂新版 世界大百科事典 「イマームレザー廟」の意味・わかりやすい解説

イマーム・レザー廟 (イマームレザーびょう)

イスラム十二イマーム派第8代イマームイマーム・レザーを祀った廟で,イランマシュハドにある。818年アッバース朝カリフ,マームーンに毒殺されたといわれるイマーム・レザーは,マシュハド(殉教地の意)に葬られ,聖廟を中心に宗教都市マシュハドが発展した。イラン国内における最大の聖地で,聖廟への巡礼は重視されている。現在の壮大な聖廟の基礎は,シーア派国教に定めたサファビー朝時代に築かれた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 黒柳

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む