スウェーデン南部、スモーランド地方の工業都市。人口11万7896(2001)。ベッテルン湖の南岸に位置し、ヨーロッパ道4号線上にあって交通の重要岐点をなす。製紙、自動車、換気設備、マッチなどの工業がある。また地方司法行政の中心地で、イョータ控訴院、司法庁、林野庁などがある。1200年代より「市(いち)の立つ地」すなわちジューナチョーピングJunaköpingの名で知られ、水運により物品の集散地として商業が発達した。1612年デンマークの攻撃にあって焼滅、その後グスタフ2世により再建された。19世紀に入って、鉄道敷設やイョータ運河の開通により工業都市として発展した。クリスチーネ教会、裁判所など、17世紀の建築物が多い。
[中島香子]
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