林野庁(読み)リンヤチョウ

デジタル大辞泉 「林野庁」の意味・読み・例文・類語

りんや‐ちょう〔‐チヤウ〕【林野庁】

農林水産省外局の一。国有林野および公有林野の管理経営民有林野の指導監督、林業の発達改善などに関する事務を行う。地方部局として森林管理局、同分局、森林管理署がある。

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精選版 日本国語大辞典 「林野庁」の意味・読み・例文・類語

りんや‐ちょう‥チャウ【林野庁】

  1. 〘 名詞 〙 農林水産省の外局の一つ。国・公有林野などの管理・処分、民有林野の指導・監督、林産物生産流通消費の調整その他林業の発達改善に関する事務を行なう。昭和二四年(一九四九設置。平成一一年(一九九九)三月の組織再編に伴い、それまで地方支分部局として置かれていた営林局および営林署が廃止され、新たに森林管理局および森林管理署が置かれた。

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改訂新版 世界大百科事典 「林野庁」の意味・わかりやすい解説

林野庁 (りんやちょう)

食糧庁(2003年廃止),水産庁と並ぶ農林水産省の外局の一つであり,国有林,民有林などの林野行政の責任官庁。

 全国土面積の20%強,全森林面積の30%強を占める国有林野の管理,経営が最大の業務であるが,あわせて,民有林野に関する指導監督,林産物の生産,流通および消費の調整その他林業の改善に関する一般的な任務を負っている。林野の保全のための地すべり防止等の治山事業保安林に関する行政等も担当している。長官次長の下に林政部,森林整備部,国有林野部の3部および林政審議会,森林技術総合研修所等の付属機関が置かれ,地方支分部局としては森林管理局(7),森林管理署(98)が置かれている。2003年度末定員5977人。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「林野庁」の意味・わかりやすい解説

林野庁
りんやちょう

農林水産省の外局。その主たる任務は、国有林野および公有林野等官行造林地の管理および経営、民有林野に関する指導監督、林産物の生産、流通および消費の調整その他林業の発達改善に関する事務を行うことである。内部部局として、林政部、森林整備部、国有林野部がある。審議会および施設等機関に、林政審議会、森林技術総合研修所がある。また地方支分部局として全国7か所に森林管理局があり、森林管理局の出先機関として森林管理署がある。

[平田和一]

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百科事典マイペディア 「林野庁」の意味・わかりやすい解説

林野庁【りんやちょう】

国有林野・公有林野等の管理,民有林野に対する指導・監督,その他林業の発達改善に関する事務を主管する農林水産省の外局。1947年内局の山林局が外局の林野局となり,1949年現名。付属機関として森林総合研究所,林政審議会など,地方支分部局として営林局,営林署がある。→国有林野事業
→関連項目林業統計

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「林野庁」の意味・わかりやすい解説

林野庁
りんやちょう

農林水産省設置法に基づいて設置された農林水産省外局。国有林野と公有林野など官庁造林地の管理と経営,民有林野の指導監督,林産物の生産,流通,消費の調整,その他林業の発達改善に関する事務を行なうことをおもな任務としている。林野庁長官を長とし,林政部,指導部,管理部,業務部の4部をおくほか,中央森林審議会などの審議会,森林技術総合研修所などの施設等機関,地方支分部局として森林管理局,森林管理署などが設置されている。

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