日本大百科全書(ニッポニカ) 「インジゴホワイト」の意味・わかりやすい解説 インジゴホワイトいんじごほわいとindigo white 白藍(しろあい)ともいう。インジゴをアルカリと亜二チオン酸ナトリウム、または塩酸と亜鉛により還元すれば淡黄色のインジゴホワイトとなる。これはインジゴと異なり、水溶性で木綿や羊毛に対して染着性を有するので、インジゴの染色にはかならずインジゴホワイトを経由する。 インジゴホワイトの硫酸エステルをインジゴゾルといい、水溶性であるので、このまま繊維を染色し空気酸化すればインジゴ染色ができる。インジゴゾルの形でも市販されている。還元操作を抜いてインジゴ染色ができるので便利である。[飛田満彦][参照項目] | インジゴ インジゴゾルの構造 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例