インターバンクマーケット(読み)いんたーばんくまーけっと

FX用語集 の解説

インターバンクマーケット

外国為替市場という場合、東京証券取引所のような物理的な取引所ではなく、各金融機関同士が電話やコンピュータなどの通信インフラを用いて行なう取引を総称したものを指すのが普通です。この銀行間取引のことをインターバンクマーケットといいます。この市場の取引参加者は金融機関、大手証券会社などです。参加者たちは、銀行や証券会社同士で直接、通貨の取引をする場合もあれば、ブローカー(仲介業者)を経由して間接的に取引する場合もあります。現在は、ブローカー経由よりも、金融機関同士が直接、通貨を売買するダイレクト・ディーリングが主流となっています。

出典 (株)外為どっとコムFX用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内のインターバンクマーケットの言及

【為替相場】より

…なお,外貨建ての場合は相場騰落の意味上の誤解はない。 為替相場は外国為替市場における需要・供給関係によって決定されるが,外国為替市場の中心となるのが,外国為替ブローカーを仲介として外国為替銀行間で取引が行われる銀行間取引市場(インターバンク・マーケット)である。この市場で決定される為替相場をインターバンク・レートまたは市場相場という。…

【金融市場】より

…短期金融市場(マネー・マーケット)には,コール市場手形(売買)市場,現先市場CD市場,政府短期証券市場がある。コール市場と手形市場は,金融機関相互間におけるコール資金取引あるいは手形売買取引を通じて短期資金の貸借が行われるインターバンク・マーケット(銀行間市場)である。伝統的に短資市場とはこの両市場をさし,そこでは金融機関の支払準備の過不足の調整が行われる。…

※「インターバンクマーケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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