日本大百科全書(ニッポニカ) 「インディゴヘビ」の意味・わかりやすい解説
インディゴヘビ
いんでぃごへび
indigo snake
[学] Drymarchon corais
爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目ナミヘビ科のヘビ。アメリカ合衆国のフロリダ半島、テキサス南部、メキシコからアルゼンチン北部までに分布する。全長1.5~2.6メートルに達する無毒ヘビで、8亜種に分かれる。濃い藍(あい)色から黄褐色まで体色に変異があり、英名のインディゴはアイ(藍)を意味し体色に由来する。他の動物の穴などによくみられ、行動が敏捷(びんしょう)で小哺乳(ほにゅう)類、鳥類、カエル、ヘビなどをすばやくとらえる。北アメリカ最大のヘビで、鱗(うろこ)に光沢があり美しく、人間になれるのでペットとして人気がある。
[松井孝爾]