最新 地学事典 「ウィットバンク炭田」の解説
ウィットバンクたんでん
ウィットバンク炭田
Witbank coal field
南アフリカ共和国の主要炭田。ヨハネスバーグの東方約200kmに位置し,東西約180km,南北30kmの広がりをもつ。南縁をハイベルド(Highveld)炭田および東トランスバール(Eastern Transvaal)炭田に接する。炭層はカルー(Karoo)堆積盆地の中部ペルム系エッカ(Ecca)層に夾在し,7層。夾炭部の層厚は平均70m, 各炭層の厚さは1~6m,炭層深度は100m以浅で南側へ緩く傾斜。炭質は,揮発分が25~35%,発熱量が純炭ベースで7,500~8,000kcal/kɡの亜瀝青炭で,一部は瀝青炭。玄武岩の貫入の影響を受けた所では無煙炭化。年間生産量は約1億t,可採埋蔵量は約125億tと見積もられる。本炭田はゴンドワナ大陸上に形成された炭田で,炭質的にインドやオーストラリアの炭田の石炭と類似。いわゆるゴンドワナ(グロッソプテリス)植物群を産する。
執筆者:鈴木 祐一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

