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瀝青炭 れきせいたん bituminous coal

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

瀝青炭
れきせいたん
bituminous coal

光沢のある黒色の石炭で,長い炎を出して燃える代表的な石炭。炭化度は無煙炭に劣るが,強粘結のものは製鉄用コークス炭となる。発熱量は 8100kcal/kg以上。日本の鉱業法上では瀝青炭無煙炭を石炭として,特に炭化度の低い褐炭などと区別している。

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デジタル大辞泉の解説

れきせい‐たん【×瀝青炭】

光沢のある黒色をし、煙の多い炎を上げて燃える石炭。炭化度は褐炭無煙炭との中間。一般燃料用。

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岩石学辞典の解説

瀝青炭

英国では石炭紀時代の家庭用や炊事用の石炭に関して用いた古い名称であったが,現在では揮発性物質を15~20%含む石炭と定義される.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

瀝青炭
れきせいたん
bituminous coal

JIS(ジス)(日本工業規格)では発熱量によって規定され、純炭発熱量1キログラム当り8100キロカロリー以上もち、粘結性を有する代表的な石炭である。炭素含有率は80~90%の範囲で、一般に加熱すると軟化溶融し再固化してコークスになる特性(粘結性)を示す。粘結性による分類として、強度の高いコークスを与える強粘結炭、弱いコークスになる弱粘結炭などがある。ピリジンなどの溶媒に溶けやすく、軟らかくて粉砕しやすい。
 石炭は、地質学的な熟成度により石炭化度(Rank)が決定される。かならずしも年代にリンクしているわけではなく、火山活動などの影響によっては、地質年代によらず相対的に石炭化度が進行する場合がある。一般的には炭素含有率や炭素・水素・酸素の原子数比(H/C、O/C)の関係(Coal Band)によって泥炭Peat、亜炭Lignite、褐炭Brown coal、亜瀝青炭sub-Bituminous coal、瀝青炭、半無煙炭semi-Anthracite、無煙炭Anthraciteに分類される。
 アメリカでも高揮発分瀝青炭high volatile bituminous coal、中揮発分瀝青炭medium volatile bituminous coal、低揮発分瀝青炭low volatile bituminous coalなどと、揮発分により分類が行われる。溶媒によく溶けるため、液化には適しているが、ガス化や微粉炭燃焼などでは、粘結性のため炉内で塊となったり、炉壁に付着する棚吊(つ)り現象などを呈するため、適さない場合もある。こうした場合には空気で軽く酸化することによって粘結性を消失させることが効果的である。[荒牧寿弘]

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