最新 地学事典 「ウィノナ隕石」の解説
ウィノナいんせき
ウィノナ隕石
Winona meteorite
1928年に米国アリゾナ州で発見された特異な隕石。24kgが回収された。コンドライト組成をもつが,コンドルール組織を失った原始的エコンドライトの一種で,ウィノナアイト(別名IABコンドライト)に分類される。平均的な鉱物組成はかんらん石(Fa3.5),直方輝石(En92.5FS6.1Wo1.4),斜長石(Ab83An14Or3)。同じ原始的エコンドライトのアカプルコアイトとは酸素同位体組成が異なり,より還元環境で形成された。IAB隕鉄中の珪酸塩包有物に似た組成をもつ。
執筆者:木村 眞
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

