20世紀西洋人名事典 「ウィリアムワイラー」の解説
ウィリアム ワイラー
William Wyler
1902.7.1 - 1981.7.27
米国の映画監督。
アルザス(フランス)生まれ。
20歳で渡米。1925年監督となり、「2巻もの」の西部劇を作る。’36年「この三人」を初めとして、「孔雀夫人」(’36年)、「デッド・エンド」(’37年)、「嵐が丘」(’39年)などの文芸映画、西部劇の秀作「西部の男」等多彩な分野で数多くの話題作を作る。「ミニヴァー夫人」(’42年)、「我等の生涯最良の年」でアカデミー監督賞を受賞。名撮影家グレッグ・トーランドを起用してショット内演出の新しい映画美学を打ち立てる。他にアカデミー作品賞、監督賞受賞作「ベンハー」(’59年)などの作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報