20世紀西洋人名事典 の解説
ウイリアム・T. ティルデン
William Tatem Tilden
1893.2.10 - 1953.6.5
米国のテニス選手。
フィラデルフィア生まれ。
若くして頭角をあらわし、1913〜29年の間に全米チャンピオンの各種タイトル22を獲得。また、’20〜30年までデビスカップに出場し、20〜26年の7年連続アメリカチームに優勝をもたらしたほか、ウィンブルドンの全英選手権においても3度タイトルを獲得した。派手なプレーで知られ、長身を利用した絶大な威力を持ったキャノンボールと呼ばれるサービスは有名で、’31年プロに転向して世界各地を転戦、’36年に来日。実技ばかりでなく、近代テニス理論の基礎づけに貢献し、多数の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報