ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィンドギャップ」の意味・わかりやすい解説 ウィンドギャップwind gap 風隙ともいう。尾根筋にあって,かつては河川の流路の一部であったものが,隣接する別の河川に浸食され,地形的に鞍部になっている場所。浸食力の強い河川によって,上流部の流域を失った河川の谷頭部にみられる。下流の旧流路の谷は,河水を失い河流のない河川となる。このような状態が生じるのは,断層運動によることもあるが,多くの場合河川によって浸食速度が異なることによる。河谷の発達に伴う谷の生存競争といえる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by