改訂新版 世界大百科事典 「ウィンプフェリング」の意味・わかりやすい解説 ウィンプフェリングJacob Wimpfeling生没年:1450-1528 ドイツの人文主義者。ハイデルベルク大学教授をつとめたが,1501年その職を辞し,以後主としてシュトラスブルクに住んだ。愛国的ジャーナリストとして活動し,その《ドイツ史略》(1505)は最初のドイツ史の書であり,《ドイツ国民の不平》(1511)では,聖職者の無教養とローマによる搾取を攻撃した。宗教改革にははじめは好意を示したが,最後までカトリックにとどまった。執筆者:中村 賢二郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by