ウィーン法学派(読み)ウィーンほうがくは(その他表記)Wiener Rechtsschule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィーン法学派」の意味・わかりやすい解説

ウィーン法学派
ウィーンほうがくは
Wiener Rechtsschule

ウィーン大学教職についていた頃の H.ケルゼン (主として第1次世界大戦直後の 10年間) を中心にして形成された法哲学上の学派。ケルゼンの純粋法学が思想的中核をなしていたが,この学派の A.メルクル,A.フェアドロス,E.カウフマンなどはそれぞれ独自の法理論を展開していった。ケルゼンを通じて日本に与えた影響も大きい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android