ウェリン石(読み)ウェリンせき

最新 地学事典 「ウェリン石」の解説

ウェリンせき
ウェリン石

welinite

化学組成の鉱物。三方晶系,空間群P3,格子定数a0.8155nm, c0.4785, 単位格子中2分子含む。粒状結晶。深赤褐~赤黒色,ほぼ不透明,樹脂光沢。劈開{001}にわずか~明瞭。硬度4,比重4.47。薄片では赤褐色,屈折率ω1.864,ε1.88, 一軸性正。(Mn4+, W)が(V5+, □)に置換されたものがフランシスカン石(franciscanite),(Sb5+, Fe3+)に置換されたものがオレブロアイト(örebroite)で同構造。スウェーデンLångbanやSjö鉱山などの変成マンガン鉱床中のハウスマン鉱を主とする鉱石に方解石・重晶石・肉砒石などを伴う。日本では愛知県北設楽郡設楽町田口鉱山などから産出。名称は鉱物・地質年代学者E.Welinにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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