うごうご(読み)ウゴウゴ

デジタル大辞泉 「うごうご」の意味・読み・例文・類語

うご‐うご

[副]
うごめくさま。特に、得意になって鼻をうごめかすさま。
「鼻の先うぞやき、―として笑ひどよめき」〈仮・浮世物語・一〉
元気がなく、うじうじしたさま。
「おどせば則ちおどされて、―とまた脇道へゐざりのく」〈浄・用明天王

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精選版 日本国語大辞典 「うごうご」の意味・読み・例文・類語

うご‐うご

〘副〙 (「と」を伴う場合が多い)
① (虫や物などが)絶えず少しずつ動くさま。うごめくさま。うざうざ。
※咄本・百物語(1659)下「うごうごと川よりはいあがり」
活気なく、ぐずぐずしているさま。うじうじ。
浮世草子西鶴置土産(1693)二「あたら身躰(しんだい)をつぶし、若盛りにあてがひ世帯(ぜたい)、うごうごと生きて居て」

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