うごうご(読み)ウゴウゴ

デジタル大辞泉 「うごうご」の意味・読み・例文・類語

うご‐うご

[副]
うごめくさま。特に、得意になって鼻をうごめかすさま。
「鼻の先うぞやき、―として笑ひどよめき」〈仮・浮世物語・一〉
元気がなく、うじうじしたさま。
「おどせば則ちおどされて、―とまた脇道へゐざりのく」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うごうご」の意味・読み・例文・類語

うご‐うご

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴う場合が多い )
  2. (虫や物などが)絶えず少しずつ動くさま。うごめくさま。うざうざ。
    1. [初出の実例]「うごうごと川よりはいあがり」(出典:咄本・百物語(1659)下)
  3. 活気なく、ぐずぐずしているさま。うじうじ。
    1. [初出の実例]「あたら身躰(しんだい)をつぶし、若盛りにあてがひ世帯(ぜたい)、うごうごと生きて居て」(出典浮世草子西鶴置土産(1693)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む