うたたね

百科事典マイペディア 「うたたね」の意味・わかりやすい解説

うたたね

鎌倉前期の日記紀行文学。阿仏尼の推定18〜19歳時の著。若い貴族との恋に破れ,雨の夜中出奔,桂女(かつらめ)に導かれて西山尼寺に至り,剃髪。幾度か住居を変えたのち,養父平度繁(たいらののりしげ)に伴って遠江(とおとうみ)へ下り,1ヵ月滞在の後,帰洛するまでの2年ほどの回想である。和歌20余首を含み,《源氏物語》などの影響が強い。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android