うちふてる

精選版 日本国語大辞典 「うちふてる」の意味・読み・例文・類語

うち‐ふ・てる

  1. 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) 不敵な心を強く起こす。ひどく不平を起こしてやけになる、意地をはる。
    1. [初出の実例]「ただ今はてずは、永劫をふる共、かなふまじければ、五郎うちふてて」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)
    2. 「さて十余人の人々、とてもかくてもとうちふてて、関屋をさしてぞおはしける」(出典:義経記(室町中か)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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